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障がいのある青少年に対する修学及び 就労機会創出の支援事業

障がいのある青少年に対する修学及び 就労機会創出の支援事業

第6期助成金の選考結果報告

障がいのある青少年の修学及び就労機会創出に必要なIT関連を含む各種対応に取り組む大学、高等専門学校、高等学校、専修学校、各種学校に対する助成金支援です。

結果報告

第6期助成金の選考結果報告

募集期間:
2023年6月1日〜7月15日
採用数:
23大学等
(備品・アプリケーション:17団体)
(研究・開発:6団体)

採用大学等詳細

備品・アプリケーション

1:国立大学法人山梨大学 学生サポートセンター アクセシビリティ・コミュニケーション支援室

目的:
聴覚障がい学生のための学生サポーターの確保、養成、支援技術の向上を継続していくことで、支援機器の充実による安心、安定した支援を行う。
申請備品:
ノートパソコン、タブレット、ワイヤレスマイク等

2:学校法人日本福祉大学 学生支援センター

目的:
聴覚障害のある学生だけでなく、発達障害のある学生に対してもICT機器の活用の幅を広げ、学生個人の特性にあった方法で学修できる環境を整備することで、多様な学生の支援が推進することを目的とする。
申請備品:
iPad及び関連備品、ワイヤレスマイクロホン、iRig2

3:千葉県立特別支援学校 市川大野高等学園

目的:
千葉県内の特別支援学校では、レーザーカッターなどのICT機器は取り入られていない。そこで、本校のパソコン部の活動にて本機材を使用し、生徒が主体的に考えて発案した新たな製品や、ICTを用いた具体的な活動が促進されると考えられる。
申請備品:
レーザーカッター

4:国立大学法人東京農工大学

目的:
主に発達障害のある学生を対象に心理検査を実施し、個別面談を通して自己理解を促進することで大学適応や進路選択への援助を行う。また、災害時に障がいのある学生が安全安心に過ごせる環境を整備する。
申請備品:
WAIS-IV知能検査、避難所用個室テント

5:国立大学法人名古屋工業大学 学生なんでも相談室

目的:
聴覚障害や発達障害により「音」の問題を抱える学生が、実験や演習、研究室での議論等グループワークの場において、主体的に参加できるよう環境を整え、障害学生の修学や研究活動が充実するよう支援する。
申請備品:
聴覚支援機器

6:学校法人南山学園 南山大学 保健センター

目的:
電子タブレットを活用し、聴覚障害、視覚障害、発達障害等の学生ならびにその保護者との対話やコミュニケーションの補助・支援を担う。
申請備品:
Apple iPad、Magic Keyboard、Apple Pencil

7:学校法人京都橘学園 京都橘大学 サポートリンクス(障害学生支援室)

目的:
昇降デスクやエルゴノミックチェアを活用し、周囲の刺激を低減し、姿勢を楽に維持する体勢が取れる学修環境を構築することで、肢体不自由や発達・精神障害のある学生に対し、オンライン配信型の授業受講や自習を支援する。
申請備品:
昇降デスク、エルゴノミックチェア、360度カメラ等

8:独立行政法人国立高等専門学校機構 東京工業高等専門学校

目的:
移動に困難のある学生等の災害時の避難方法の選択肢を増やすことで、災害時リスクの軽減につなげる。
また、避難訓練時に機器の使用方法について学ぶ機会を設け、障がい者への理解促進のための啓発活動に使用する。
申請備品:
災害・非常用階段避難車

9:大阪府立福井高等学校

目的:
脳性まひのため肢体不自由となり、発語がなく指先のみ動く、知的障がいのない生徒が、学内で他の生徒と同じような学習の機会に触れ、学習に取り組むことができるよう、環境調整を行い、本来持っている能力を発揮できるよう整備する。
申請備品:
Apple iPad、ディスプレイ、スロープ等

10:国立大学法人金沢大学

目的:
身体障がいのある学生に対する、体調不良や災害時などの緊急時の情報伝達及び安全確保の設備が必要なため、担当者間の連絡ツール及び移動用の機材・備品を整備する。
申請備品:
IP電話機、災害備蓄用ストレッチャー等

11:慶應義塾 協生環境推進室

目的:
視覚障害を持つ学生の修学支援のため、持ち運びができ、利便性の高いポータブル拡大読書器を2台購入。複数台所持することで、複数キャンパスでの貸し出しが可能となる。
申請備品:
ポータブル拡大読書器

12:学校法人同朋学園 名古屋造形大学

目的:
本学は美術大学という特性上、実技・演習科目は制作活動に加え、ディスカッションや作品のプレゼンテーションなど、学生間及び学生・教員間でコミュニケーションを取りながら能動的に授業を進める形態となっている。授業形態上、ノートテイクでの情報支援には限界があり、それに代わる方法として補聴援助システム「ロジャー」の導入で円滑かつ質の高い授業を目指す。
申請備品:
補聴器補助「ロジャー」

13:国立大学法人筑波大学 附属視覚特別支援学校

目的:
視覚に障害のある生徒が、図書館において主体的な学習や読書を行うために活用できる機器を整備する。
申請備品:
拡大読書器、デイジー録音再生機

14:国立大学法人福岡教育大学 障害学生支援センター

目的:
年々多様化する障害のある学生のニーズ及び講義やゼミなど教室環境や授業形態に応じた支援を行うことができるよう、新たに支援機器を導入し支援体制の充実を図る。
申請備品:
対話支援機器comuoon、ロジャーフォーカスII、チャージャーBTE RIC、レッツノート、Apple iPad

15:国立大学法人九州大学 キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室

目的:
IT技術を用いて、教室外にいる支援者に対し教室等の音声情報を送信し、遠隔地からでも支援が可能な環境を整備する。また、災害時の移動支援や避難所での障害特性に合わせた調整を行う。
申請備品:
聴覚情報支援機器、災害時支援物品

16:国立大学法人山形大学 工学部 学生相談室

目的:
保健管理室に来室した障がい学生向けに、より理解しやすい案内を掲示する。タッチパネル式の案内によりコミュニケーションの負担が軽減され、ニーズはあっても問合わせできない学生へのサポート体制の充実を図る。
申請備品:
プログラム作成用機器、情報案内用及び管理用パソコン

17:国立大学法人高知大学 学び創造センター インクルージョン支援推進室

目的:
障害を持つ学生本人に努力してもらうのではなく、IT機器及びツールを導入することにより、障害を持つ学生の修学機材へのアクセシビリティを高め、健常な学生と変わらない研究環境を構築する。
申請備品:
UDトーク、マイク一式

研究・開発

18:学校法人立教学院 立教大学

研究
テーマ:
LaTeXによる理数系双方向コミュニケーションツールの開発
概要:
視覚しょうがい学生が理系学問を学ぶ上で最も大きな困難の一つが数式やグラフを含む資料へのアプローチである。音声や自動点訳では対応できないこの問題に対し、本研究は理系文章点訳システムを構築し、視覚しょうがい学生の学習支援のみならず研究者である教員の負担軽減などを含む諸問題の解決を目指すものである。

19:国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学 教育学部

研究
テーマ:
自動音声認識システムを利用した教育実習で活用できる聴覚障害学生への情報保障システムの開発
概要:
教育学部の講義や教育実習では、意見交流を取り入れた「対話的学び」が重要視されている。
本研究では、聴覚障害学生にとって聞き取りが困難な意見交流場面にも対応できるような、新しい情報保障システムを開発する。

20:国立大学法人筑波大学 ヒューマンエンパワーメント推進局

研究
テーマ:
高等教育機関における高度なアクセシビリティを備えたWebページの構築および効果検証
概要:
アクセシビリティの向上を目的として、本学障害学生支援担当部署のWebページの改修に関して、改修前後で、(1)Webページを閲覧した全ての学生におけるユーザビリティが向上するか、(2)Webページを利用した障害のある学生等における援助要請に関わる尺度の得点が向上するかを検証する。

21:国立大学法人大阪大学 キャンパスライフ健康支援・相談センター

研究
テーマ:
発達障害のある大学生の課題遂行を支援するアプリケーション開発
概要:
発達障害の大学生のタスク管理能力を向上させることを目的としたアプリケーションを開発する。アプリケーション利用によって、課題に要する時間や難易度を把握することで、学生は課題完了時間の見積もりや、優先順位づけが行いやすくなる。

22:国立大学法人筑波技術大学

研究
テーマ:
多様な手話を対象とするプライバシーに配慮したデータ収集・変換・公開方式の確立
概要:
本研究は、手話認識システムの開発や実用化に必須な手話データについて、公開可能な手話データセット作成のためのデータ収集方式、プライバシーに配慮したデータ公開方式を検討するものである。

23:国立大学法人筑波技術大学 日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)

研究
テーマ:
聴覚障害学生支援のためのワンストップ型ナレッジベースの構築
概要:
コロナ禍を受けて構築してきた「オンライン授業での情報保障に関するコンテンツ集」に必要な改善を加え、ユーザーにとってより有益な情報をわかりやすく提供するナレッジベースの構築・公開を目指す。