活動事例

障がいのある青少年に対する修学及び 就労機会創出の支援事業

障がいのある青少年に対する修学及び 就労機会創出の支援事業

第7期助成金の選考結果報告

障がいのある青少年の修学及び就労機会創出に必要なIT関連を含む各種対応に取り組む大学、高等専門学校、高等学校、専修学校、各種学校に対する助成金支援です。

結果報告

第7期助成金の選考結果報告

募集期間:
2024年6月1日~7月15日
採用数:
26大学等
(備品・アプリケーション:22団体)
(設備:1団体)
(研究・開発:3団体)

採用大学等詳細

備品・アプリケーション

1:岐阜県立岐阜聾学校

目的:
聴覚障がいのある幼児児童生徒が補聴器や人工内耳のみではことばのききとりが困難な環境において、より明瞭なききとりが可能となるよう環境を整える。
申請備品:
補聴援助システム「ロジャー」一式

2:国立大学法人弘前大学 教育推進機構学生特別支援室

目的:
近年学内で増加している発達障害や精神障害の学生に対して、将来の社会生活でも活用できるようなアプリや機器を紹介し、学生生活での利用を促すための環境整備がまだ十分整っていない。発達障害や精神障害の学生だけでなく、聴覚障害や聴覚過敏の学生にも対応できる環境整備を進める。
申請備品:
タブレット端末、ノートパソコン、デジタル耳せん、ノイズキャンセリングヘッドホン、周辺機器 等

3:学校法人日本福祉大学 学生支援センター

目的:
VUEVOの導入により、複数人の会話をリアルタイムで視覚化できるようになるため、ディスカッションや演習模擬授業の際に聞き取りに難しさを抱える学生の学習支援において効果を見込むことができると考えている。
申請備品:
会話視覚化サービス「VUEVO」(音声認識マイク、専用アプリ)

4:学校法人京都橘学園 京都橘大学 サポートリンクス(障害学生支援室)

目的:
肢体不自由者を対象とし、学内バリアフリー工事が未着手の施設の軽微な段差を解消するために、可搬型スロープを活用する。これまでのバリアフリー工事とあわせて、可搬型スロープの適宜活用により、対象者が自由かつ安全に学内を移動できる環境を創出する。
申請備品:
可搬型スロープ

5:学校法人フェリス女学院 フェリス女学院大学 バリアフリー推進室

目的:
支援機器の新たな導入により、学生自身の授業理解を深め、授業への主体的な参加を促すことにつながる。また、複数の学生に継続して安定した支援の提供を可能とし、今後の本学の障がい学生支援の質を向上させることができる。
申請備品:
補聴援助システム「ロジャー」一式、ノートパソコン

6:学校法人大谷学園 大阪大谷大学 障がい学生支援室<アクセスルーム>

目的:
学生の聴こえの状態や授業形態に応じた情報保障を提供するため、情報保障に使用する機材や設備を拡充し、より充実した支援環境を構築する。
申請備品:
補聴援助システム「ロジャー」、タブレット、音響インターフェース機器 等

7:学校法人専修大学 学生厚生部学生生活課 障がい学生支援室

目的:
視覚障がい学生の修学支援、防災支援等の基礎的環境整備への活用を目的とし、立体イメージプリンターを導入する。高層階校舎での避難が困難となる障がい学生および負傷者の避難を円滑に行うため、階段避難車の導入を行う。
申請備品:
立体イメージプリンター、災害・非常用階段避難車

8:学校法人國學院大學

目的:
近年、聴覚および視覚に障がいをもつ学生の人数が大きく増加する傾向にあり、授業履修における情報保障用の機器を一層充実させる必要がある。
申請備品:
拡大読書器、補聴援助システム「ロジャー」一式、ノイズキャンセリングイヤホン等

9:国立大学法人鳥取大学 教育支援・国際交流推進機構 学生支援センター

目的:
ロジャー一式とPCを補充したことにより、聴覚障害や発達障害の学生の補聴援助をおこなうことができるだけでなく、授業の文字起こしに対応することも可能になり、さらに多くの学生のニーズに役立てることができる。
申請備品:
補聴援助システム「ロジャー」一式、ノートパソコン

10:学校法人金城学院 金城学院大学 学生サポートセンター

目的:
聴覚障害や発達障害のある学生の特性に寄り添うICT機器を活用した学修環境の整備を行い、持続的な支援を提供する。教員や他の学生の発言を補助するためのロジャーシステムを利用し、クリアな音声を提供する環境を整える。
申請備品:
補助援助システム「ロジャー」一式、タブレット

11:学校法人根津育英会武蔵学園 武蔵大学 ダイバーシティセンター

目的:
本学の特色でもあるゼミ等でのグループワークやディスカッションにおける情報保障の質の向上が急務であったため、提供する学習機会の質保証に有用と考えられる機材の導入で、更なる障害学生の情報保障を目指す。
申請備品:
補聴援助システム「ロジャー」一式

12. 国立大学法人九州工業大学 学生総合支援室

目的:
主に視覚障害や聴覚障害、発達障害のある学生の情報保障を目的とし、支援機器の整備を進めていくことにより、様々な授業スタイルや個々のニーズに沿った学習方法を獲得しながら学びを深めていくことを目指していく。
申請備品:
拡大読書器、補聴援助システム「ロジャー」一式

13:国立大学法人筑波大学 ヒューマンエンパワーメント推進局

目的:
障害学生支援における人的リソースの限界を見据えて、持続可能な支援体制の構築に寄与するために、最新機器(Head mount display 等)を修学支援で実践的に活用し、テクノロジーを活用した支援のモデルケース創出を目指す。
申請備品:
QD Laser スマートグラス、Apple Vision Pro

14:国立大学法人神戸大学 インクルーシブキャンパス&ヘルスケアセンター障害学生支援部門

目的:
注意集中が困難で授業での音声を聞き取りにくい発達障害の学生に対し、補聴マイクシステムを用いたサポートを実施する。また、文字起こしアプリの導入により、動画資料制作の作業時間を軽減し、聴覚障害の学生等への迅速な資料提供を進める。
申請備品:
補聴援助システム「ロジャー」一式、高遮音性イヤホン、動画編集・自動文字起こしアプリ

15:学校法人立命館 立命館アジア太平洋大学

目的:
発達障がいまたは精神障がいの学生がパニック時に利用し、落ち着くことができるカームダウンスペースを整備することにより、これらの学生が安心して大学に来ることができる環境を整える。
申請備品:
カームダウンスペース

16:国立大学法人富山大学 教育・学生支援機構 学生支援センター アクセシビリティ・コミュニケーション支援室

目的:
外部からの刺激から保護し、快適に、安心して過ごすことができる居場所としての「カームダウンスペース」を設置し、感覚過敏等の特性のある学生の修学を支えるとともに、学内の環境作り等、障害特性への理解・啓発活動を行う。
申請備品:
ハイバックソファ、ハイバックチェアー等

17:国立大学法人愛媛大学 教育・学生支援機構 学生支援ユニット

目的:
障がい学生と支援者のマッチングや連絡を行うコーディネートシステムの機能を追加し、より DX を活用したシステムにアップデートを行う。字幕自動生成アプリケーション Vrew と VEUVO マイクの追加購入及びライセンスの更新により学生支援の拡充を目指す。
申請備品:
コーディネートシステム、字幕自動生成アプリ「Vrew」、会話視覚化サービス「VUEVO」(音声認識マイク、専用アプリ)

18:学校法人駒澤大学

目的:
聴覚障がい学生の情報保障にロジャー等の補聴援助システムの利用及びピアサポーターによる PC テイクを導入している。聴覚障がい学生の増加によるロジャーの不足を解消すること及びコロナ後の授業形態の多様化に対応するため、十分なスキルを持ったピアサポーターの確保をすることで情報保障の安定、向上を目指す。
申請備品:
補聴援助システム「ロジャー」一式、音声認識・文字起こしソフトウェア「AmiVoice」、アクセスルーター 等

19:学校法人立教学院 立教大学 しょうがい学生支援室

目的:
聴覚情報処理障害のある学生が補助機器の試用を通じて自身の特性に合った対処法を知り、学修効果及び卒業後の生活に役立つ自助スキルを向上させることを目的に、指向性付き補聴援助システムの貸与体制を整備する。
申請備品:
補聴援助システム「ロジャー」一式

20:学校法人玉手山学園 関西福祉科学大学 関西女子短期大学

目的:
聴覚障害や過敏のある学生等のグループワークの参加のしやすさを向上させるため、ロジャー機器を導入し、物理的・心理的障壁の除去を目指す。また音声認識ソフトウェア音声認識ソフトウェアUDトークの導入により、リアルタイムで講義内容を文字表示できるよう環境を整え、困りごとを抱える学生の学習効率の向上を図る。
申請備品:
補聴援助システム「ロジャー」一式、音声認識・文字起こしソフトウェア「UDトーク」

21:国立大学法人滋賀大学

目的:
2つのキャンパスに電子黒板を導入し、情報の視覚化・記載・整理・保存 を図ることにより、障がいのある学生のスケジュール管理がさらにスムーズになるとともに、心理士にとっても指導記録 を蓄積することでスケジュール調整の効率化を高める。
申請備品:
コピーボード(電子黒板)

22:国立大学法人筑波大学 附属視覚特別支援学校

目的:
視覚に障害のある児童・生徒に、より良い読書環境を提供するため、著作権法第37条第3項に基づいた書籍のデータ化等をスムーズに行える機器を整備する。
申請備品:
スタンドスキャナー、デスクトップパソコン、OCRソフト等

設備

23:国立大学法人香川大学 創造工学部

目的:
車いすの学生が、エレベータ設備のない施設の2階で開講される授業の受講や研究活動が行えるよう、当該施設に「いす式階段昇降機」を設置する。それにより、全学生に障がいの有無にかかわらず、同じ学びの機会を提供する。
申請設備:
いす式階段昇降機

研究・開発

24:千葉大学医学部附属病院

研究
テーマ:
キャンパスにおける視覚障がい学生移動支援体制の全国展開モデル
概要:
キャンパスを視覚障がい者向けにハード面で整備するには時間と費用がかかるため、障がい者目線でキャンパス内に動線を設定し、歩行支援アプリEye Naviを動線にカスタマイズ、音声情報を手掛かりとした移動を全国展開させる。

25:国立大学法人宇都宮大学 障がい学生支援室

研究
テーマ:
北欧および欧州(特にドイツ)における「障がい学生」の調査報告
概要:
わが国の大学における「障がい学生」への修学支援は、まだ「モデル」となる取り組みは多くない。そのため、いわゆる「福祉先進国」の事例を収集し、それらを参考に、わが国において、より洗練された支援体制と充実した支援内容のモデルを構築する。

26:国立大学法人鳥取大学 教育支援・国際交流推進機構 学生支援センター

研究
テーマ:
LOVOT導入による障害学生の身体や行動の変容についての分析
概要:
発達障害や精神障害の学生の居場所になっている学生支援センターにAI搭載のロボット「LOVOT」を導入することで、障害学生の身体的、心理的、行動的な変容について調査、検討をおこなうことを目的とする。