障がいのある青少年の修学及び就労機会創出に必要なIT関連を含む各種対応に取り組む大学、高等専門学校、高等学校、専修学校、各種学校に対する助成金支援です。
結果報告
第5期助成金の選考結果報告
- 募集期間:
- 2022年6月1日〜7月15日
- 採用数:
- 13大学等
(備品・アプリケーション)11団体
(研究・開発)2団体
採用大学等詳細
備品・アプリケーション
1:千葉県立特別支援学校 市川大野高等学園
- 目的:
- 大型モニターを用いることで、障害の特性に応じた視覚的教材の提示や PC・ タブレットと連動したアプリの活用等を通し、卒業後豊かに生きていく力を育成する。
- 申請備品:
- 4K 大型ディスプレイ 50インチ、ディスプレイスタンド
2:国立大学法人 千葉大学
- 目的:
- 授業等においてノートティク(文字通訳)による情報保障を行うための機器を整備し、安定した情報保障を行う。
- 申請備品:
- ノートパソコン、ロジャーテーブルマイク
3:国立大学法人 熊本大学
- 目的:
- 聴覚障がい学生の支援を行っている学生サポートサークル・ノートテイクグループの活動を活発化させ、学内障がい学生支援取り組みの充実、発展につなげる。
- 申請備品:
- ノートパソコン
4:学校法人 国際基督教大学
- 目的:
- 移動に困難のある学生もキャンパス環境を享受できるよう、貸出用電動車いすを設置する。また、感染対策の換気に伴う外部音で集中できない学生を支援する機器を整備する。
- 申請備品:
- 電動車いす、ロジャーセレクト(ワイヤレスマイクロホン)、ロジャーネックループ (受信機)
5:学校法人 神戸女学院
- 目的:
- 集音マイク、PC,タブレットの活用により、聴覚障害・視覚障害の学生を支援する。また、発達障がい学生への支援にも活用する。
- 申請備品:
- フェイストーカー(送信機・受信機・接続ケーブル)、ロジャーセレクト、ロジャータッチスクリーンマイク、ロジャーエックス、ロジャーネックループ 、ノイズキャンセリングステレオヘッドセット、等
6:国立大学法人 筑波大学
- 目的:
- 手話の修得や障害に対する理解を深めるための講義において、一般学生と聴覚障害当事者学生の円滑なコミュニケーションを保証する。
- 申請備品:
- iPad、液晶ディスプレイ、ハンディカメラ、キャリングケース、マイク、三脚、等
7:学校法人 早稲田大学
- 目的:
- 点字を使用する視覚障がいの受験生から点字プリンターの問い合わせを多く受けている状況にあり、複数の点字プリンター保有により安定した支援を実施する。
- 申請備品:
- 点字プリンター、防音箱(点字プリンター用)
8:学校法人 中村学園
- 目的:
- 障がいや疾病により授業に集中できない学生に対し、健常学生に近い形での学びを得られるようにする。また、自身の特性に不安や疑問を抱える学生に対し、自身の特性に理解を深めるよう支援する。
- 申請備品:
- 耳栓、BTイヤホン、BTヘッドフォン、快適集中パーテーション ココスペース、WAIS-IV知能検査キット
9:国立大学法人 九州大学
- 目的:
- IT技術を用いて大規模会場での聴覚情報取得のための支援を行う。また、災害時の移動支援や避難所での障害特性に合わせた調整を行う。
- 申請備品:
- ロジャーリピーター、エアストレッチャー ラップ・ローバル、ベンリー間仕切皿
10:学校法人立命館 立命館大学
- 目的:
- 避難機器の充実を図り、災害時の避難方法の選択肢を増やすことが、災害時リスクの軽減につながり、スムーズな避難を可能とする。
- 申請備品:
- 救護用担架 ベルカ、ジンリキクイック、イーバックチェア mini 専用スタンド付き
11:国立大学法人 茨城大学
- 目的:
- 東日本大震災の経験を踏まえ、学内避難場所において学生が落ち着ける環境を提供する。発達障がい学生用災害支援パッケージを用意する。
- 申請備品:
- 個室テント、集中ボックス、ラージ耐熱コンテナ、安全靴、ヘルメット、ケミカルライト、ノイズキャンセリングヘッドホン、携帯用筆談ボード、等
研究・開発
12:特定非営利活動法人 しゅわえもん
- 概要:
- ろうの子どもたちに向けてIT教育、STEAM教育実践の環境をつくるためには、学習言語としての手話表現やワークショップのためのツール設計、よりわかりやすい表現の探求が必要不可欠である。本助成を通して研究チームを起点とした教育環境の整備と、実践につとめるための専門的知識やその領域の伝え方から開拓し、教育環境と体制を作る。
13:特定非営利活動法人支援技術開発機構(ATDO)
- 概要:
- 視覚障害者のために、理工系教科で利用される数式やベクトル、行列、多次元グラフや図形、フローチャートなどの理解を助ける教材を準備する。最新のIT技術を利用して、点字つきの触覚シートに加工し、PCのスクリーンに被せ、触ることで各部分の説明を音声で聞けるようにする